直江兼続と三日月宗近

忠義一筋の義人の持ち物

三条宗近は、天下五剣に数えられる三日月宗近の作者である。銘のの入った刀は三日月宗近しか現存していない。しかし直江兼続が宗近を磨り上げたものを佩刀としていたと伝えられている。兼続は義に厚い人だったと伝えられている。読書人で文化人であると同時に、武勇に優れた偉丈夫でした。上杉家に仕え石田三成と親交があったため、秀吉の死後真っ向から家康に意見する「直江状」を書き送った事でも知られている。刀以外の持ち物では、前立てに愛の字を大きくあしらった兜が有名だが、愛染明王、もしくは愛宕権現から取ったと言われている。