日本刀の鑑賞の手順

①手を洗い清める。

②指輪や時計、ブレスレットを外す。

③刀に一礼する。

④鯉口を切る{少しだけ抜く)

⑤鞘から抜く・刃を上にした状態で、柄頭を手前、鞘尻を向こうに側にして太ももの上に置く。

右手で柄を握り、左手は逆に鯉口の少し下を握る。右手の親指で左手の親指の付け根を押すようにする。右手を後方に引きながら鞘を持つ左手を少し前に押し出すようにし、まっすぐに抜く。両手を左右に開くように抜いてはいけない。

⑥鑑賞する・茎(なかご)以外の部分は手で触らず、近くに用意されている「ネル」という軟らかい布を当てるようにする。

⑦置く。

⑧最後に刀に一礼をする。

この後、持ち主に感想を伝えたいところだが、これがまた難しい。

「優美な刃文」「力強い刃文」「精美な鍛え」「明るく冴えた作品」「野趣を帯びた作品」「覇気がある」「凛とした」「古雅な味わい」「豪壮な姿」「名刀の気位を表している」「バランスがいい」など。